ゆきちゃんとたわいのないお話。

「恋に落ちるって本当にあるのかな?
 俺はさー、恋は積み上げて行くって感じなんだよね。
 その人がどんな人だか分かって行くうちに段々と。
 最初に分かるのは顔と雰囲気だけじゃん」

「いや、一目ぼれもあるでしょ?」

「あると思うけどさ、それって自分の理想と妄想で補ってる部分が
 かなり大きくない?
 最初が一番好きで、段々知るごとにあ、これ違う、これ違うって」

「そういえば秋○康が言ってましたよ。
 男は加点式、女は減点式だって」

「そういえばおちちゃんもね〜、微量に加点されてますよ笑」

「つきあいが長いから、少しずつでも大分貯まっちゃうね笑」

「ゆきちゃんも加点してくれてる?減点してない?」

「ビーズのTシャツを買った時に、
 裏返して洗濯した方がいいねって言ったじゃない?
 あの後裏返したTシャツを干すたびに可愛いな〜って加点してるよ。
 でもね、その後、何回言っても裏返したままの靴下が出てくるから
 減点されてプラスマイナスゼロかな笑」

そんな平和な夕暮れどき。

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